迷宮金魚

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2017年2月1日発売
えっちな王太子殿下に昼も夜も愛されすぎてます お嫁さんは「抱き枕」ではありませんっ(ジュエル文庫)
電子書籍 2016年5月25日配信開始 
征服王の激愛 ~人質姫は蜜夜に喘ぐ~(TLスイートノベル)

    身代わり花嫁の蜜月 番外編(2)      身代わり花嫁の蜜月 番外編(4) 
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□ 身代わり花嫁の蜜月 番外編 □

身代わり花嫁の蜜月 番外編(3)

 
「シルヴィ、こちらにおいで」

 晩餐用のドレスを脱いで、楽な室内着に着替えようと作り付けのクローゼットを開いたところで声をかけられた。

 何があるのか、疑問を覚えながらもシルヴィはセルジュの方へと向かう。

「着替えるのだろう?」
「……あっ」

 不意に抱きしめられて、心臓が跳ねた。彼とは長い間一緒に暮らしてきたし、何度もこういう風に抱きしめられたけれど、いまだに胸がどきどきとする。

 こうやって彼の腕の中にいられる幸福を実感しながら、シルヴィは彼の胸に体重を預けるようにした。耳元を彼の唇がかすめ、柔らかな感覚が走り抜ける。それは、あまりにも小さな感覚だった。

「首飾りは外してしまおう」

 彼の手が首の後ろに回り、首飾りの留め金にかかる。次の瞬間には、豪華な宝飾品の重みが失われて、シルヴィはほっと息をついた。次に耳飾りも外された。

 メイドに編んでもらった髪が彼の手によって解かれて、肩へと流れ落ちる。傍らのテーブルに身を飾っていた宝石を置くと、彼はシルヴィの背中に手を回し、今度は背中に並んだボタンを外し始めた。

「あ、あのっ」

 彼が何をしようとしているのかを察知して、慌てて身を捩るけれど遅い。ボタンを外していない方の手で抱え込まれているから、逃げ出すこともできなかった。

「い、いけません……!」

 着替えようとは思っていたけれど、彼の手で脱がされることになるとは思っていなかった。真っ赤になって身を捩るシルヴィの耳元で、くすくすと笑う声がする。

「シルヴィは、可愛らしいね――こんなに赤くなって」
「セルジュ様は、悪ふざけしすぎです……」

 つんと顔をそむけて言ったけれど、背中のボタンは外されているし、顔は真っ赤になっているしで、格好がつかないのはしかたのないところだ。

「悪ふざけ? 悪ふざけをしたつもりはないのだけれど。君には、悪ふざけがどんなものなのかをきちんと知ってもらわないと」
「……セルジュ様……あのっ」

 ボタンを外したドレスの内側に彼の手が忍び込んでくる。肩胛骨を撫でられて、背中がぞくりとした。

「あっ……ふっ」

 上がりかけた声を、慌てて口を手で押えて封じ込める。彼はその手を強引に掴んで口から外させると、彼自身の唇で塞いできた。柔らかく唇を食まれて、シルヴィはうっとりと目を閉じる。彼にこうやってキスされるのは好きだ。

 シルヴィが抵抗しないことを理解したのか、彼はますますキスを深めてきた。唇の輪郭に沿って舌が這い、シルヴィが唇を開くとすかさず中に潜り込んでくる。

「んっ……あっ……」

 互いの舌が絡み合うとぞくぞくする。もっとキスを続けたくなって、シルヴィの方から彼の身体に抱きつくようにして身を寄せた。

 シルヴィの口内を探りながらも、彼の手は休むことなく動いている。ドレスのボタンを全部外したかと思ったら、今度はコルセットの紐を片手で器用に解いてしまった。

「あっ……ん、んんんっ」

 コルセットが緩められ、背筋に沿って指を上下させられると、淡い戦慄が背筋を走り抜ける。それだけで、腰のあたりになんとも言えない感覚がたゆたって、足から力が抜けそうになった。

「……シルヴィ」

 どうして、この人に名前を呼ばれるだけでこんなにも幸せだと感じることができるのだろう。セルジュの腕の中で身体からかくんと力が抜ける。

 今まで重ねていた唇が離され、鼻の頭にキスを一つ。シルヴィが不満げな声を上げるのと同時にまた唇にキスが落とされる。

「あ……あぁっ……ん……」

 ドレスが足下に落ちた。緩められたコルセットが続けて放り投げられる。彼のその行為を咎めることはできなくて、ただ、身を捩って彼の目に身体が晒されないようにする。

「君は綺麗だ――ほら、顔を上げて」
「セルジュ様、やぁ……だめ」
 彼に触れられるのが嫌だというわけではない。彼とこうやってじゃれていられるのが、とても嬉しい。

 くすくすと笑いながら、彼の胸元に手をやる。頬に唇が寄せられるのを意識しながら、彼のクラヴァットに手を伸ばした。細い指が、するりと巻き付いた布を解く。

「ベッドに行こうか」

 彼に軽々と抱え上げられても、シルヴィはくすくすと笑ったままだった。夕食の時に飲んだワインが回ってきたのだろうか。

「セルジュ様、あ、あぁ……」

 もう一度唇が重ねられる。セルジュは、ゆっくりとシルヴィの胸に手を伸ばした。年頃の女性としてはささやかなその膨らみが、大きな手に覆われてゆっくりと揉みしだかれる。

 彼の手が触れたところから流れ込んでくる感覚が、身体を支配し始めた。手足から力が抜けて、甘い吐息が零れ落ちる。

 口の中に潜り込んできた舌が、シルヴィの舌を搦め捕る。舌を擦り合わされるとぞくぞくして、胸元から送り込まれる感覚と一緒になって、ますます手足から力が抜けた。

「ん、ふ、あぁ……あ、そこっ……!」

 胸の頂がきゅっと捻られる。布越しのその感覚に、シルヴィは背中をしならせた。痛みにも似た感覚が、一気に背中まで走り抜ける。

 短い結婚生活でも、シルヴィは快感を受け入れる術を覚えていた。送り込まれた快感に、素直に身をゆだねる。小さく喘ぐと、もう一度頂を捻られた。

2017年2月1日発売
えっちな王太子殿下に昼も夜も愛されすぎてます お嫁さんは「抱き枕」ではありませんっ(ジュエル文庫)
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Date:2016/02/04
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